Sesame AI(セサミAI)は、Oculus共同創業者のBrendan Iribe氏らが設立した米国スタートアップが開発する音声AIアシスタントです。「音声の不気味の谷を超える」ことを目標に開発された独自の音声合成モデル「Conversational Speech Model(CSM)」により、人間の会話のような間や相槌、感情表現を自然に再現します。2025年3月に公開した研究デモ「Maya」「Miles」が1,000万分以上の会話を生み出して話題になり、2025年10月にはシリーズBで2.5億ドルを調達(累計3億ドル超)。2026年5月には正式なiOSアプリ「Sesame: Personal Agents」が39カ国でプレビュー公開され、Maya・Miles・Simone・Charlieの4つの人格エージェントを選べるようになりました。
テキストではなく「声」を中心に据えたパーソナルAIエージェント。プロンプト&応答のチャット形式ではなく、人間同士のような自然なリズムで会話できることが最大の特徴です。現在はiOSアプリと、ブラウザで試せる「Research Preview」が無料で公開されています。
本記事で紹介する「Sesame AI」は、米国Sesame AI Inc.が開発する音声AIアシスタントです。日本のCANDY HOUSE社が展開するスマートロック「SESAME(セサミ)」とは無関係の別サービスですので、混同しないようご注意ください。
Sesame AIとは?「Voice Presence」という考え方
ただ滑らかに喋るだけでなく、感情を読み取って声色を変えたり、会話の「間」や相槌のタイミングまで人間らしく再現するのが大きな特徴なんです。
ユーザー評価でも「文脈なし」の比較では人間の声と50:50という結果が出ているほどなんですよ。
主な機能一覧【2026年最新】
| エージェント | キャラクター・特徴 |
|---|---|
| Maya | 女性の声。感情の読み取りが得意で、ユーザーの気分に合わせてトーンを変える。研究デモから人気を集めた看板キャラクター |
| Miles | 男性の声。複雑な情報をわかりやすく説明するのが得意で、専門的な相談相手として人気 |
| Simone | 2026年5月のiOSプレビューで新たに追加されたエージェント。独自の人格・視点を持つ |
| Charlie | 同じく新登場のエージェント。Maya・Milesとは異なる個性で会話を展開 |
主な機能
- リアルタイム音声対話:会話の途中で割り込んだり、感情に応じて笑ったり声色を変えたりする
- 会話しながらのWeb検索:話している最中に並行して検索を実行し、最新情報を応答に織り込む
- メモ・リマインダー管理:会話の中でメモを取ったり、リマインダーを設定できる
- 記憶機能:過去の会話内容を踏まえた応答が可能
- テキストモード:声を出しにくい場所ではテキストでやり取りできる
- シークレットモード(Incognito):会話内容を記憶に残さずに利用できる
- CSM-1B(オープンソース):音声生成モデルの軽量版をApache 2.0で公開、開発者が独自に活用可能
Sesame AIの使い方(ステップガイド)
App Storeで「Sesame」を検索してインストールします。2026年6月時点ではiOS向けプレビューのみで、Android版は今後対応予定です。ブラウザで試したい場合は app.sesame.com の「Research Preview」も利用できます。
プレビュー段階のため、アクセスが集中している場合は短い待機リストが発生することがあります。
4人の中から気分や用途に合わせてエージェントを選択します。
プロンプトを意識せず、人に話しかけるように会話を始められます。話している途中でも質問を変えたり、割り込んだりできます。
会話の中で出てきた情報は検索カードとして表示され、メモやリマインダーとして残すこともできます。
Sesame AIの音声モデルは主に英語データで学習されており、2026年6月時点で日本語への正式対応は明確にアナウンスされていません。英語学習・英会話の練習相手として使っている日本のユーザーが多く、英語でのコミュニケーションを楽しみたい方に特におすすめです。
むしろ「人間らしい英語の相手と話す練習」として使うと、Sesame AIの一番の強みを体感できると思いますよ。
メリット・デメリット
- 人間と聞き分けがつかないレベルの自然な音声・会話リズム
- 感情を読み取り、トーンを合わせて応答してくれる
- 4人の個性豊かなエージェントから選べる
- 会話しながらWeb検索・メモ・リマインダーを使える
- 現在は無料で利用できる(プレビュー期間)
- 英会話の練習相手として高く評価されている
- 日本語への正式対応は未発表(英語が中心)
- 現時点ではiOSのみ、Android版は未提供
- プレビュー段階のため仕様や機能が変更される可能性がある
- 明確な料金プランがまだ公開されていない
- 「SESAME」というスマートロック製品と名称が似ており混同しやすい
料金について【2026年版】
Sesame AIは現在、明確なサブスクリプションプランを公開していません。iOSアプリ・ブラウザ版のResearch Previewともに無料で利用できる「プレビュー」段階に位置づけられています。
| 提供形態 | 現在の利用料 | 備考 |
|---|---|---|
| Research Preview(ブラウザ版) | 無料 | app.sesame.com でMaya・Milesとの会話を体験できる |
| Mobile Preview(iOSアプリ) | 無料 | 2026年5月公開。39カ国でプレビュー提供、待機リストの可能性あり |
| インテリジェント・アイウェア(ハードウェア) | 2027年予定 | 音声操作前提のスマートグラス。価格・販売地域は未発表 |
Sesame社はこれまでに累計3億ドル超を調達しており、現時点ではユーザーを増やすことを優先したプレビュー戦略を取っています。2027年に予定されているスマートグラス事業が本格的な収益化のタイミングになると見られており、ソフトウェア単体の料金プランは今後発表される可能性があります。
利用時の注意点
Sesame AIはまだ研究・プレビューの段階にあるサービスです。会話内容の取り扱いやプライバシーポリシーは公式サイトで必ず確認してください。また、AIコンパニオンとの会話があまりに自然なため、人間関係の代替として依存しすぎないよう適度な距離感を持つことも大切です。
- 日本のスマートロック「SESAME(セサミ)」とは無関係の別サービス
- プレビュー段階のため、機能・仕様は今後変更される可能性がある
- 会話内容の保存・記憶機能を使う場合は、個人情報の取り扱いに注意する
- AIとの会話に過度に依存せず、あくまで補助的なツールとして利用する
よくある質問
Sesame AIは日本語に対応していますか?
2026年6月時点では、日本語への正式対応は発表されていません。学習データの大半が英語のため、現在は英語での会話が中心です。Sesame社は将来的に20以上の言語への対応を計画しています。
料金はかかりますか?
現在はResearch Preview(ブラウザ版)、Mobile Preview(iOSアプリ)ともに無料で利用できます。明確なサブスクリプションプランは2026年6月時点で公開されていません。
スマートロックの「SESAME」と関係がありますか?
関係ありません。本記事のSesame AIは米国Sesame AI Inc.が開発する音声AIアシスタントで、日本のCANDY HOUSE社が販売するスマートロック「SESAME」とは無関係の別サービスです。
Maya・MilesとSimone・Charlieの違いは何ですか?
Maya・Milesは2025年の研究デモから人気を集めた最初のエージェントです。Simone・Charlieは2026年5月のiOSアプリ公開時に新たに追加されたエージェントで、それぞれ独自の人格・声・視点を持っています。








