PLaMo(プラモ)は、日本のAI企業「Preferred Networks(PFN)」が、海外モデルをベースにせずゼロから開発した純国産のフルスクラッチLLMシリーズです。日本語の文脈理解や言い回しの自然さに強みがあり、特に翻訳専門モデルから生まれた「PLaMo翻訳」は、プロンプト不要・超長文対応という使い勝手の良さでビジネスパーソンの間で話題になっています。汎用モデルの最新フラッグシップ「PLaMo 3.0 Prime」では推論(Reasoning)機能も搭載され、医療・法律分野などの専門ドメインで高い性能を発揮しています。
Preferred Networksが開発する国産LLMシリーズの総称。PLaMo翻訳(日英翻訳特化)とPLaMo Prime(汎用チャット・API)の2つが主な製品です。PLaMo翻訳は無料プランからWebブラウザだけで利用できます。
PLaMoシリーズの全体像
代表的なのは、日英翻訳に特化した「PLaMo翻訳」と、ChatGPTのような汎用チャット・APIとして使える「PLaMo Prime」の2本柱ですね。
プロンプト不要で長い英語論文を丸ごと1回で翻訳できて、しかも文体が一貫しているのが強みです。最新のPLaMo 3.0 Primeでは推論機能も搭載されて、医療・法律分野で海外モデルに匹敵する性能を見せています。
主な機能一覧【2026年最新】
| 機能名 | できること | 提供元 |
|---|---|---|
| テキスト翻訳 | 日英・多言語のテキストをプロンプト不要で翻訳。長文でも一貫したトーンを維持 | PLaMo翻訳 |
| ブラウザ翻訳 | Chrome/Edge/Firefox拡張機能で閲覧中のページをレイアウトを保ったまま翻訳 | PLaMo翻訳 |
| ファイル翻訳 | PDF・Word・PowerPoint・Markdownなどのファイルを段組み・図表を維持したまま翻訳 | PLaMo翻訳 |
| 英文添削 | 英語ライティングの文法・表現を自然な形に添削(新機能) | PLaMo翻訳 |
| ライブ音声翻訳 | 音声をリアルタイムで翻訳(新機能) | PLaMo翻訳 |
| PLaMo Chat | PLaMo Primeを使った対話型AIアシスタント、期間限定で無料体験可能 | PLaMo Prime |
| PLaMo API | クラウドAPI経由でPLaMo Primeを自社サービスに組み込み可能 | PLaMo Prime |
| Reasoning(推論)機能 | 複雑な指示やツール呼び出しに対し、段階的に考えて回答する機能(PLaMo 3.0 Primeで搭載) | PLaMo 3.0 Prime |
PLaMo翻訳の使い方(ステップガイド)
もっとも手軽に始められる「PLaMo翻訳」のWeb版を例に、使い方を解説します。
無料プランはクレジットカード不要で利用開始できます。メールアドレスで登録するだけで翻訳をすぐに試せます。
プロンプトを書く必要はなく、訳したい文章をそのまま貼り付けるだけです。指示文を書く手間がないのが大きな特徴です。
数秒〜数十秒で翻訳結果が表示されます。長文や専門用語が多い文章ほど、PLaMo翻訳の一貫した文体の強みが活きます。
Chrome/Edge拡張機能を入れればWebページ全体を翻訳でき、PDFやWord文書はそのままアップロードしてレイアウトを保った翻訳ができます。
専門資料の読み解きが非常に丁寧で、注釈や細かいカテゴリー情報まで拾い出してくれます。一方で文脈理解力が高いぶん、曖昧な指示に対して「行間を読みすぎて」元の文章にない情報を補完してしまうことがあるため、事実確認が重要な業務では人間によるチェックを忘れずに行いましょう。
さらにPDFの段組みや図表のレイアウトを保ったまま翻訳できる点も、一般的な翻訳サービスにはない強みですね。
📺 動画で学ぶ
▲ PLaMo翻訳の自然な訳文を公式が紹介(🇯🇵 日本語)
▲ テレ東BIZがPLaMo翻訳の開発背景を解説(🇯🇵 日本語)
メリット・デメリット
- 日本語の言い回しが自然で、敬語やビジネス文体にも強い
- プロンプト不要、文章を貼るだけで翻訳できる手軽さ
- PDF・Word等のレイアウトを保ったまま翻訳できる
- 有料プランはデータの二次利用なし、機密文書も安心して扱える
- 無料プランから日本語の品質を確認できる
- 純国産のフルスクラッチモデルで、海外モデルへの依存がない
- 無料プランはファイル翻訳が月1件までと制限が大きい
- PDF翻訳の処理速度は他サービスと比べて遅め
- 文脈理解力が高いぶん、曖昧な指示で「行間を読みすぎる」ことがある
- 数学・STEM分野や複雑なツール利用では海外トップモデルに見劣りする
- PLaMo 3.0 Primeは2026年6月時点でモニター企業向けが中心、一般提供は順次拡大予定
料金プラン比較【2026年版】
PLaMo翻訳はサブスクリプション制です。個人利用なら無料プランから、本格的に使うならLiteプランが基本になります。
| プラン | 月額 | テキスト翻訳 | ファイル翻訳 |
|---|---|---|---|
| Free無料 | 0円 | 50,000文字/月 | 1件/月(5MB) |
| Lite人気 | 980円(税込1,078円) | 1,000,000文字/月 | 5件/月(50MB) |
| Liteチーム | 1,980円(税込2,178円)/人 | 2,000,000文字/月/人 | 5件/月(50MB・Excel対応) |
PLaMo Prime(汎用LLM)はクラウドAPIとしても提供されており、入力1,000,000トークンあたり300円、出力1,000,000トークンあたり1,000円という従量課金です(新規登録で1,000円分のクレジット付与キャンペーンあり)。
たまに長文を翻訳する程度なら無料プランで十分です。論文や仕事の文書を継続的に翻訳するなら、ブラウザ翻訳が無制限になり、データの二次利用もされないLiteプラン(月980円)がコスパ良好。チームで使うならLiteチームプランでSSOや一括請求などの管理機能が使えます。
商用利用・データ取り扱いの注意点
無料プランは入力データがAIの学習に二次利用される場合があるため、機密文書の翻訳には注意が必要です。Liteプラン以上では、テキスト翻訳・ブラウザ翻訳のデータは即時破棄、ファイル翻訳も削除操作で完全削除される仕組みになっており、データの二次利用がありません。企業の機密文書を扱う場合は、Lite以上のプランを利用することをおすすめします。
- 無料プランでの入力データはAIの学習に利用される可能性がある
- Lite・Liteチームプランはデータ二次利用なし、テキスト・ブラウザ翻訳は即時破棄
- PLaMo翻訳はISO/IEC 27001(ISMS)認証を取得した事業本部で運用されている
- PLaMo 3.0 Primeのβ版は現時点でモニター企業限定提供、一般商用版は順次展開予定
よくある質問
PLaMoはChatGPTやDeepLとどう違いますか?
PLaMoは日本語の自然さに特化した国産LLMです。PLaMo翻訳はプロンプト不要で長文を一貫したトーンで翻訳できる点、PDFなどのレイアウトを保てる点が特徴です。汎用チャットとしてはPLaMo Primeが日本語の文脈理解・ビジネス文書の自然さに強みを持っています。
無料プランでどこまで使えますか?
テキスト翻訳は月50,000文字まで、ブラウザ翻訳は月200,000文字まで、ファイル翻訳は月1件(5MB)まで利用できます。英文添削やライブ音声翻訳も一定の範囲で試せます。
企業の機密文書を翻訳しても安全ですか?
Liteプラン以上であればデータの二次利用がなく、テキスト翻訳・ブラウザ翻訳のデータは即時破棄されます。無料プランはデータが学習に使われる可能性があるため、機密文書には有料プランの利用をおすすめします。
PLaMo 3.0 Primeは今すぐ使えますか?
2026年6月時点では、推論機能を搭載した最新フラッグシップ「PLaMo 3.0 Prime」はモニター企業向けのβ版提供が中心です。一般ユーザーはPLaMo ChatやPLaMo APIから従来モデル系列のPLaMo Primeを試すことができ、今後正式商用版として一般提供が拡大していく見込みです。








