Ollama(オラマ)は、ChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)を、クラウドに接続せず自分のパソコンの中だけで動かせる無料のオープンソースツールです。Qwen・DeepSeek・Llamaなど世界中のオープンモデルや、Rakuten AIなどの日本語LLMもコマンド一発でダウンロード・実行できます。API利用料がかからず、データが外部に送信されないため、プライバシーを重視する人や「AIの仕組みを自分の手で触ってみたい」という個人ブロガー・開発者に2026年現在も支持が広がっています。
ローカル環境でLLMを動かすための実行環境(オープンソース)。Windows・Mac・Linuxに対応し、ターミナルでコマンドを打つだけでモデルのダウンロードから推論サーバー起動まで完了します。Open WebUIなどと組み合わせるとChatGPTのような見た目のチャットUIも使えます。
Ollamaとは?クラウドAIとの違い
一言でいうと「AIモデルを自分のパソコンの中だけで動かす道具」です。
自分のパソコンだけで動かせるんですか?
インターネットに繋がなくても使えるし、API利用料も一切かかりません。
でも、性能はChatGPTに劣るんじゃないですか?
でも2026年に入って、QwenなどのオープンモデルがベンチマークでChatGPT級のスコアを出すケースも出てきていて、プロトタイプや試作には十分すぎる性能になっていますよ。
主な機能・特徴一覧【2026年最新】
| 機能 | できること | 対応 |
|---|---|---|
| コマンド一発でモデル実行 | 「ollama run モデル名」だけでダウンロード〜起動まで完了 | 無料 |
| OpenAI互換API | localhost:11434にAPIが自動で立ち上がり、既存のOpenAIコードがそのまま動く | 無料 |
| 豊富なモデルライブラリ | Qwen・DeepSeek・Llama・Gemma・Mistralなど主要オープンモデルに対応 | 無料 |
| 日本語LLM対応 | Rakuten AI・Swallow・Sarashina・LLM-jpなど国産モデルも実行可能 | 無料 |
| チャットUI(2026年追加) | 従来のCLIに加え、直感的なチャット画面が標準搭載 | 無料 |
| Open WebUI連携 | Dockerで導入すればChatGPTのような見た目のWebチャットとして利用可能 | 無料 |
Ollamaの使い方(ステップガイド)
ollama.com からOSに合わせたインストーラーをダウンロード。Windowsは.exe、Macは.dmg、Linuxは「curl -fsSL https://ollama.com/install.sh | sh」を実行します。
「ollama –version」でインストールが完了しているか確認します。バージョンが表示されればOKです。
「ollama run llama3」や「ollama run qwen2.5:7b」など、使いたいモデル名を指定するだけ。初回はダウンロードが始まり、数分で使えるようになります。
プロンプトを入力してエンター。日本語で質問もできます。終了するには「/bye」と入力します。
Dockerで「docker run -d -p 3000:8080 … ghcr.io/open-webui/open-webui:main」を実行すると、ブラウザからChatGPTのような画面で使えるようになります。
体感速度はメモリとGPU(VRAM)でほぼ決まります。最低ラインは16GB RAM。軽量モデル(1B〜3B)ならGPUなしでも動きますが、7B以上のモデルを快適に使うにはGPU搭載PCが推奨されます。
📺 動画で学ぶ
▲ 無料でオフラインAIが使える!ローカルLLMを動かすOllamaインストール方法(🇯🇵 日本語)
▲ Ollamaで「ローカルLLM」導入ガイド(実演解説付き)(🇯🇵 日本語)
Ollamaのメリット・デメリット
- 完全無料、API利用料が一切かからない
- インターネット接続なしでも使える(オフライン対応)
- データが外部サーバーに送信されないためプライバシーが守られる
- OpenAI互換APIで既存のコード・ツールにそのまま組み込める
- Qwen・DeepSeekなど最新の主要モデルにすぐ対応
- 日本語LLM(Rakuten AI、Swallowなど)も試せる
- 性能はChatGPT・Claudeなどクラウド型AIに一歩及ばない場面がある
- 快適に動かすにはある程度のPCスペック(メモリ・GPU)が必要
- ファインチューニング(追加学習)には対応していない
- ニッチなモデルやマイナーな研究用モデルは見つからない場合がある
- セットアップにはターミナル操作の基本知識が必要
料金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ソフトウェア本体 | 完全無料(オープンソース) |
| API利用料 | 無料(ローカル実行のためクラウドAPI料金が一切発生しない) |
| モデルのライセンス | モデルごとに異なる。商用利用や再配布の可否は各モデルのライセンスを確認 |
| 必要なハードウェア | 自分のPC(最低16GB RAM推奨、GPU搭載でより快適) |
Ollama自体は無料ですが、「コスト」はパソコンのスペック(メモリ・GPU)に置き換わります。すでにある程度のPCを持っているなら、追加コストなしでAIを使い放題にできるのが最大の魅力です。
どんなモデルが動かせる?代表的なラインアップ
Ollamaの「モデルライブラリ」には、世界中のオープンモデルが揃っています。日本語ブロガーが知っておきたい代表的なモデルを紹介します。
- Qwen / Qwen2.5:Alibaba製。多言語・コーディングに強く、2026年現在もバランスが良いと評価される定番
- DeepSeek-R1:推論・思考タスクに特化した中国発の高性能オープンモデル
- Llama 3 / 3.1:Meta製。汎用性が高く、コミュニティの活用例も豊富
- Gemma:Google製。軽量モデルでも扱いやすく、日本語対応版も公開
- Rakuten AI / Swallow / Sarashina:日本語特化のオープンモデル。国産データで学習
利用時の注意点
Ollama自体は無料ですが、実行するモデルのライセンスはそれぞれ異なります。商用利用や再配布を考えている場合は、使用するモデルごとのライセンス条件を必ず確認してください。また、ファイル操作などを伴う自動化の「頭脳」として使う場合は、誤動作のリスクを考慮し重要な作業には慎重に組み込みましょう。
よくある質問
Ollamaは本当に無料ですか?
はい、Ollama本体はオープンソースで完全無料です。クラウドAPIのような利用料は発生しません。ただしパソコンの電力消費や、ハードウェアの性能によって体感速度が変わります。
プログラミングの知識がなくても使えますか?
基本的なターミナル操作(コマンドの入力)は必要ですが、コードを書く必要はありません。Open WebUIを組み合わせれば、ChatGPTのような画面操作だけで使うこともできます。
どのくらいのPCスペックが必要ですか?
最低でも16GB RAMが推奨されます。軽量モデル(1B〜3B)であればGPUなしでも動作しますが、7B以上のモデルを快適に動かすにはGPU搭載のPCが望ましいです。
商用利用はできますか?
Ollama自体の利用は商用でも問題ありませんが、実行するモデルのライセンスは個別に確認が必要です。モデルによって商用利用や再配布の条件が異なります。









