Dify(ディフィ)は、米LangGenius, Inc.が開発するオープンソースのAIアプリ開発プラットフォームです。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの操作でAIエージェント・チャットボット・RAG(社内ナレッジ検索)・業務自動化ワークフローまで構築できます。GitHubスターは12.6万以上(2026年1月時点)とOSSのLLMアプリ基盤の中でも最大級で、日本でもリコーやNTTデータなどとの提携を通じて導入が進んでいます。この記事では使い方・料金・できることを詳しく解説します。
テンプレートとドラッグ&ドロップだけで、チャットボット・AIエージェント・ワークフロー・RAGを構築できるノーコードAI開発プラットフォーム。GPT-4o、Claude、Geminiなど600以上のLLMに対応し、クラウド版とセルフホスト版の両方から選べます。
Difyとは?基本的な特徴
プログラミング不要で、AIエージェントやチャットボットを作れるツールなんです。
Difyでできること
| 機能 | できること |
|---|---|
| チャットボット | 社内情報をナレッジベースに登録し、従業員が質問にすぐアクセスできるボットを構築 |
| AIエージェント | 目標設定とタスク分解を自動で行い、外部ツールを呼び出して自律的にタスクを完了 |
| ワークフロー | 翻訳・データ分析・メール自動化など、複数処理をドラッグ&ドロップで繋いで自動化 |
| RAG(ナレッジ) | 社内文書を取り込み、前処理・ベクトル化し、画像を含むマルチモーダル検索にも対応 |
| テンプレート探索 | 目的に合ったアプリのテンプレートを数多く公開、そのまま使う・編集して使うことが可能 |
| MCP対応 | Model Context Protocol経由で外部ツール・社内システムと安全に連携 |
DifyはApache License 2.0で配布されており、個人・中小企業・組織内利用なら原則制限なく商用利用が可能です。ただし、マルチテナントSaaSとして再販する場合やロゴ・著作権表示を削除する場合は、商用ライセンスの取得が必要です。
Difyの使い方(クラウド版・無料での始め方)
dify.ai/jp にアクセスし「始める」をクリック。GitHub・Googleアカウント・メールアドレスのいずれかで登録します。
画面右上の「設定」から表示言語を日本語に変更し、「モデルプロバイダー」で使いたいLLM(Gemini・GPT-4oなど)を選びます。
選んだモデルの提供元(Google AI Studioなど)でAPIキーを発行し、Difyの設定画面に貼り付けて保存します。
「スタジオ」から「最初から作成」または「テンプレートから作成」を選び、チャットボット・ワークフローなどを構築します。
完成したアプリは「公開する」ボタンからWeb・メール・SNSなど多様なチャネルで共有できます。
無料プラン(Sandbox)は月間メッセージ200クレジット、作成アプリ5個までの制限があります。少ない回数で理想の回答を得るには、的確なプロンプト作成が重要です。OpenAIのAPIキーは有料前提のものが多いため、無料枠のあるGoogle AI Studio(Gemini)から試すのもおすすめです。
【2026年最新】最強のAIアプリ開発ツールDify(ディフィ)とは?事例や使い方まで完全解説(アプリ開発研究所【株式会社Walkers】)
【基本編】ゼロからわかるDifyの教科書!Difyでの基本的なアプリの作り方を解説してみた(にゃんたのAIチャンネル)
Difyのメリット・デメリット
- プログラミング知識不要で、AIエージェント・RAGまで構築できる
- 日本語対応で、UIもテンプレートも日本語化されている
- 600以上のLLMに対応し、モデルを差し替えるだけで動作する
- セルフホスト版なら社内サーバーで完全にデータを保持できる
- 商用利用が原則可能で、Apache License 2.0で公開されている
- 公式の人的サポート窓口がなく、トラブル対応はGitHub Issueが中心
- 外部LLMのAPIキーには別途課金が必要なケースがある
- ローカル環境への構築にはDockerなど一定の技術知識が必要
- 無料プランはメッセージ数・アプリ数に制限がある
- ワークフローが複雑になると、習熟に時間がかかる
料金プラン比較
| プラン | 料金 | 月間メッセージ | 作成アプリ数 |
|---|---|---|---|
| Sandbox | 無料 | 200クレジット | 5個 |
| Professional | $59/月(約¥8,555) | 5,000クレジット | 50個 |
| Team | $159/月(約¥23,055) | 10,000クレジット | 200個 |
まず機能を試したいだけならSandbox(無料)で十分。本格的にアプリ開発をしたいならProfessional($59/月)、チームで運用したいならTeam($159/月)を検討しましょう。セキュリティ要件が厳しい企業はセルフホスト版での運用も選択肢になります。料金は変更されることがあるため、最新情報は公式サイト(dify.ai/jp/pricing)でご確認ください。
よくある質問
Difyは無料で使えますか?
はい、Sandboxプランで無料利用が可能です。月間メッセージ200クレジット・作成アプリ5個までという制限がありますが、基本機能は一通り試せます。
Difyは日本語に対応していますか?
対応しています。UIや一部テンプレートが日本語化されており、2024年11月には日本語テンプレートも正式リリースされました。日本法人「株式会社LangGenius」も2025年2月に設立されています。
プログラミングの知識がなくても使えますか?
はい、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でアプリを構築できます。ただし、ローカル環境(セルフホスト)への導入にはDockerなど一定の技術知識が必要です。
商用利用はできますか?
原則可能です。Apache License 2.0で配布されているため、個人・中小企業・組織内利用では制限なく導入できます。ただしマルチテナントSaaSとして再販する場合などは商用ライセンスの取得が必要です。









